
展示会の中で偶然みつけた台湾の企業のブース。そこには今までみたことがないような、とても興味深い製品が並んでいました。鏑木さんはその製品に惚れ込み、熱烈なプレゼンを行い、日本で販売する独占契約を結びます。今までうまく繋がらなかった「自分の力でやりたい」という思いがこの時全て繋がったと、鏑木さんは仰いました。
今回のインタビューでは、とある製品に惚れ込み創業するに至った当センター利用者の鏑木さんに、創業のきっかけや思いなどを伺いました。
利用者インタビュー:合同会社Frello 代表社員 鏑木 万美子氏
~プロフィール~
神戸学院大学卒業後、人材会社や大手広告代理店での勤務を経て、2025年に合同会社 Frelloを設立。子育てと仕事を両立する中で、暮らしにもっと余白と豊かさを生み出すプロダクトを届けたいという思いから創業。
機能性とデザイン性を兼ね備えたキッチンプロダクトブランド 「Frello」を立ち上げ、抗菌ステンレスと真空保存技術を活かした保存容器を企画。現在「Makuake」でクラウドファンディングに取り組んでおり、初日で1,000万円の支援を集めた。
実施中クラウドファンディング:https://www.makuake.com/project/frello/
Instagram:Frello
現在の事業内容について教えてください。
ステンレスの真空保存容器の企画、販売をしています。台湾の企業が製造している「ステンレスなのに電子レンジが使える、直火にも使える真空保存容器」という今まで見たことがない製品をOEMで国内展開をしています。現在クラウドファンディングでプロモーション販売を行っていて、終了後は自社サイトにて販売予定です。

創業しようと決めたきっかけは何ですか?
会社員として輸入販売に携わっていた時から「自分で何かしたい」とぼんやりとは思っていました。仕事をしながら貿易について学んだり、ノウハウや知識を身につけたりしたものの、実際に自分で売りたい商品に出会えずにいました。そんな中、昨年7月の展示会でこの保存容器に出会い、サラリーマンとしてではなく「自分のビジネスでやりたい」と直感的に思ったのがきっかけです。その時は会社を設立する前だったのですが、オンラインだけでなく台湾の現地にも足を運んで密なコミュニケーションをとり、販売方法やプロモーションなどをプレゼンした熱意を買ってもらい、多くのオファーがあった中から独占契約を結ぶことができました。
この商品と出会い、前職でお世話になっていたコンサルタントの方に事業の規模感やブランドのイメージを明確に持っていることを相談した際に背中を押してもらい、会社を設立することにしました。
創業する際に大変だったことは何ですか?
煩雑な事務手続きなどもインターネット上に代行してくれるサービスなどがあるので、それを活用して申請もできました。勢いで会社を設立したので、あまり大変だと感じることはありませんでした。これから事業を進めていく中で、さまざまな課題に向き合いながら一つずつ形にしていきたいと思っています。
新宿区を事業拠点にしようと思ったのはなぜですか?
新宿区在住で、登記する住所が自宅しかなかったからです。今後、商品を買い付けするのに運転資金が必要になると考え、創業したての方が融資を受けやすいと聞いたので、新宿区の産業振興課に相談しに行った時に、高田馬場創業支援センターをご紹介いただきました。見学した時に色々相談に乗っていただけて、場所を借りるだけでなく、今後も会社を続けていくにあたって相談ができると思い、センターの利用を申請しました。
今後の事業展開、ビジョンについて
直近では真空保存容器のサイズ展開や、別のキッチン用品を発売して「Frello」というブランドの認知を拡大していきたいです。
それは事業の基盤なのでもちろん大事にしつつ、もっと社会貢献もしていきたいと考えています。何ができるかはまだ全然イメージできていませんが、物を売るだけではなく、循環できる仕組みを整えたいと思っています。

創業を目指している方にメッセージをお願いします
「勢い」だけで成功するとは思いません。ただ、人生は一度きりで、いつ何が起きるかは誰にも分かりません。もし今の仕事に対してネガティブな気持ちを抱えながら過ごしているのであれば、1秒でも早く自分のやりたいことに挑戦してみてもいいのではないかと思います。
このインタビューを読んでいる方の多くが、創業を考えている方だと思います。「自分はどこまで本気なのか」を問いかけて、それが本当にやりたいことだと感じたなら、まずは一歩踏み出してみてください。
一歩踏み出すことで、見える景色はどんどん変わっていきます。ぜひ一緒に頑張りましょう。