利用者インタビュー:留学比較Style 代表 寺本 雄平氏


利用者インタビュー:留学比較Style 代表 寺本 雄平氏

「留学」はコロナウイルス感染症の影響を大きく受けている業界の1つです。渡航制限が完全に解除され、入国後の2週間隔離が不要な国も増えてきましたが、まだまだ油断できない状況です。寺本さんが運営される留学エージェントも渡航制限が解除された国から、順次案内を再開しているそう。
コロナ明けに、他社に後れを取らぬように今のうちから準備を進めていると寺本さんは仰います。

今回のインタビューでは、精力的に事業を拡大し「留学業界の総合商社を目指す」当センター利用者の寺本さんに、創業のきっかけや思いなどを伺いました。

留学比較Style 代表 寺本 雄平氏

~プロフィール~

大学卒業後、不動産ディベロッパー、総合商社、外資系金融で勤務。
その後、フィリピン・セブ島へ渡り、語学学校の運営やセールスマーケティング業務に従事。留学業界の総合商社を目指すべく、留学エージェントの立ち上げを行う。

留学比較Style HP:https://ryugaku-hikaku-style.com/

現在の事業内容について教えてください。

現在はコロナウイルスの影響で、感染症の抑え込みに成功した「マルタ」と「ドバイ」の留学を中心にご案内をしています。

元々はフィリピン留学、その中でもセブ島留学をメインとしてご案内をしていましたが、個人商店よりもコンビニエンスストア、コンビニよりも百貨店というイメージで、案内可能学校数でナンバーワンを取ろうと考え、現在では「世界40ヵ国256都市」の語学学校の正規代理店として、お問合せを頂く皆様へ留学カウンセリングを行っています。

恐らく世界中ご案内の出来ない国や地域がない留学エージェントとして、世界中の語学留学のご案内をしています。英語だけではなく、どんな言語であっても「留学して学びたい」というご相談があれば、まずはお客様の留学を通じてどのようになりたいか等の目的や目標をお伺いし、国・地域・具体的なエリア・語学学校と候補を順序立ててご提案し、その中でどの語学学校が最もマッチするかを第一優先として留学カウンセリングを実施しています。

短期留学を希望される方も多く、3歳くらいから60歳代など、赤ちゃんからシニア層まで、幅広い年齢層の方々にご利用を頂いています。また親子留学や孫との留学など、カスタマイズ可能な様々な留学プランが大変ご好評頂いています。

留学カウンセリングはビデオ通話、電話、メール、LINEなどのSNS、様々なツールで対応しており、レスポンスの速さを大切にしています。また時差なども上手く活用し、可能な限り24時間対応ができるようにしていることから、留学カウンセリングだけではなく、留学中の方々からも多くの安心の声を頂いています。

創業しようと決めたきっかけは何ですか?

前職でセブ島の語学学校のセールスマーケティングを行いながら、お客様からのお問合せの流入元を増やす意味合いで、留学エージェントを立ち上げました。その際はセブ島の留学にのみ力を入れたエージェントとなっていました。世界中の留学を取扱いたいという気持ちもありましたが、日々の売上を追いながらとなると、当時は中々難しい状況もありました。

そこで、やはりやりたいことは自分でやるしかないと感じ、在庫を抱えず参入障壁も他のビジネスと比較してかなり低いこと、つまりリスクが低い為、自身での立ち上げへと至りました。ただ、参入障壁が低い反面、ライバルが非常に多く、既にある程度飽和状態の業界であった為、他社との大きな差別化が必要でした。「留学カウンセリングの質を高める」、「コスト圧縮による価格で勝負」などなど、特化すべき点を模索しましたが、留学エージェントを組織化した際にも同じことができるか否か、ここに重きを置き、「留学業界の総合商社」を目指す流れとなりました。

創業する際に大変だったことは何ですか?

既に同事業の立ち上げ経験があった為、事業運営に関しては特に大変だと感じることはありませんでした。ただ、法人設立については右も左も分からない状態で、それでも士業の方々のサポートなども受けず、全てのプロセスを自力で行い流れを完全に掴みたいという感覚が強かった為、その点で苦労しました。

創業時の口座開設、資金調達、顧問士業の探し方、助成金や補助金の申請等々、高田馬場創業支援センターに手厚くサポートをして頂いた為、全てにおいてスムーズに行うことができました。

新宿区を事業拠点にしようと思ったのはなぜですか?

最も留学をする層の大学生が多いエリアである、高田馬場駅・新宿駅・池袋駅周辺のいずれかで起業を考えました。その中でも行政の支援が手厚く、創業に対する優遇措置も多く、高田馬場創業支援センターを活用できることもあり、新宿区での創業へと至りました。

今後の事業展開、ビジョンについて

現在は新型コロナウイルス感染症の抑え込みに成功した、「マルタ」と「ドバイ」の留学と併せて、「オンライン留学」や「オンライン英会話レッスン」に力を入れています。

また、「教育で世界をつなぐ」というビジョンを掲げていますので、世界中に学校拠点の設立を目指していきます。留学エージェントとして世界中の様々な学校のノウハウが蓄積されている、「留学比較Style」でしか創ることのできない学校をフィリピン、マルタ、ジョージア、セルビア、インド、マレーシア、カンボジアで直近10年以内に創り上げます。学校や教育機関という軸さえブレなければ、英語学校、日本語学校、職業訓練校、フリースクール等々、どのような形でも構いません。現地にが貢献でき、日本にも貢献できる、そんなものを創っていきます。

創業を目指している方にメッセージをお願いします

ありがちなメッセージですが、「行動あるのみ」です。よく100%準備をしてから、完璧な状態でキックオフしたいのでまだ動けない…といった声を聞きます。創業は思っている以上にリスクは低いと思いますし、20%の準備で開始できます。どんなに準備をしたとしても、100%なんて難しいので、事業運営をしながら100%を目指すべきだと思います。事業運営をしていても100%まで辿り着けるのは何十年後なんだろうと思います。もし創業を目指しているのであれば、今日中に法人の会社印鑑を発注してしまいましょう!